GOTCHAROCKA
2016.06.08

最新アルバム『SCREAMY』を手に現在全国ツアー中のGOTCHAROCKA。ここに、最近の彼らの心境をお伝えしよう。


変なところも含め可愛く見えるように、すべては愛情表現ですよ。

――今はまさに全国ワンマンツアー「Hi-Stupid Dragger」の真っ最中。ツアー中って、何時も何をやってるんですか?
JUN:ライヴです(笑)
――確かにそうですが…。
樹威:ツアー中、正直あまり余裕を持てる時間はないんですけど。それでも、ライヴを終えたらみんなでご飯を食べに行ったりはしています。
――メンバーみんなで行動することは多いのでしょうか?
樹威:他のバンドさんのことはよくわからないけど、GOTCHAROCKAの場合は多いよね。
十夜:イベントで共演した他のバンドさんらとしゃべっていると、メンバーどうしではあまり行かないという言葉をけっこう聞くように、そう思ったら、うちらはサポートメンバーも含め一緒にご飯を食べには行ってますね。たとえ誰かが「今日はいいです」となっても、残った人たちで何時も行動をしているように一緒に過ごす傾向は強いです。
樹威:ライヴが終わったあとに美味しいご飯を食べに行くくらいのご褒美は欲しいですからね。ただし、翌日にインストアイベントがあると朝早いので、そこもスケジュールと相談にはなりますが…。
――インストアイベントでは、けっこうラフな会話も交わしているのでしょうか?
樹威:けっこうフランクな感じでやってますね。
――歌詞の内容について聞かれたりもします?
樹威:聞かれますけど、質問の内容が具体的でないと明瞭に答えるのは難しいです。
――と言うことは、具体的に聞けば答えてくれると。
樹威:もちろん。ただし、内容にもよりますけど。
――じゃあ、『asymMETRY』に出てくる女性は、左右のおっぱいの大きさが違いますよね。
樹威:えっ、そこですか!?。人って大体違いますよね。
JUN:そういう風に具体的に質問されたら、樹威さんも答えやすいってことだよね。
樹威:そう。左右を比べたら、大体は心臓のあるほうが大きいんじゃないですか?。僕だって両目を比べたら、左目のほうが少し大きいんですよ。
――『asymMETRY』では、「ベッドに押し倒すと いつもよりつり上がる目」など具体的な描写が多い印象も受けました。
樹威:変なところも含め可愛く見えるように、すべては愛情表現ですよ。
――樹威さんの場合、バンギャ目線の歌詞も多いですよね。『SCREAMY』にも、そういう歌詞がいくつも登場します。
樹威:とくにバンギャに限定しているわけではなく、身近で接する女性たちとなると、どうしてもそういう子たちが多いじゃないですか。でも、女性目線で歌詞に書いてることは、女性なら普通に感じていることかな!?とも思いながら僕は書いています。それに僕の場合、歌詞の題材は身近なことが多いですからね。

楽曲が次々と生まれていく中、「今の叫び」を歌にしている内容が多かった。そこから、「心のリアルな叫びを投影した作品」ということで『SCREAMY』と名付けました。

――JUNさん、地方ツアー中はみなさんと一緒にご飯を食べに行ってます?
JUN:行ってますよ。僕、一人でご飯を食べに行くの苦手なんで。ツアー中は誰かしら居るからとても助かっています。それに、みんなと一緒に行ったほうが美味しいご飯を食べれますからね。
――移動中は、みなさん何をやって過ごしているのでしょうか?
十夜:移動中の車の中はけっこう静かですね。
JUN:だって、やることないじゃないですか。たまに樹の本数を数えてたりするくらいですからね(笑)。まぁ大体はケータイでゲームをやってるか、調べもんをしたりとかっすかね。あと、たまにサービスエリアでその土地の珍しい食べ物を探したり。それでも、長距離移動でないとサービスエリアさえ寄らないから、車の中でジッとしてるのはけっこうしんどいっす(笑)。
――十夜さん、ツアーは満喫しています?
十夜:ツアーは楽しんでやってます。集中してライヴを演ったあとには、時間があったらお酒を呑みに行ったりもしていますから。
――各地でのアルバム『SCREAMY』に対する反応はどうですか?
JUN:「生で聴いたら、より良かった」という声もあるように、すごく良いんじゃないかと思っています。
十夜:新譜が出たから「いいな」と言ってるんじゃなく、本当にアルバムを「良かった」と受け止めたうえで言葉を返してくれてるのが嬉しいですね。
――『SCREAMY』に収録した曲たちはどれも粒だってると言いますか、存在感強く胸に響く歌ばかりが揃っていますからね。
JUN:拳を振り上げ、声を出して盛り上がるのもすごく楽しいですが、GOTCHAROCKAは楽曲として胸に響かせる要素を大切にしてます。『SCREAMY』にもその要素は強く入っているので、それがライヴでリンクしてファンのみんなもそこをしっかり感じ取ってくれるのが嬉しいですよね。
樹威:今回のツアーは、アルバム『SCREAMY』を発売した3日後からスタートしたんですけど。初日の場合、聞き込むにも3日しか猶予期間がないから、正直そんな深く曲を覚えて足を運ぶわけではないだろうなという想いでライヴへ向かったんですけど。意外にも1曲目からもの凄いパワーを持って盛り上がってくれた。翌日のインストアのときにも、「新しいアルバムを聞かずに行ったけど、すごく楽しめた」という声もあったように、『SCREAMY』にはライヴとしてしっかり成立していける楽曲が多いんだなというのをそこで感じることが出来た。それも、その後のツアーへ進んでいくうえでは大きな自信や手応えに繋がったことでしたね。
――どの歌にもドラマがある。だからこそ、一つ一つの物語へ感情移入していくんでしょうね。
樹威:今回、『SCREAMY』というタイトルにしたのも、楽曲が次々と生まれていく中「今の叫び」を歌にしている内容が多かった。そこから、「心のリアルな叫びを投影した作品」ということで『SCREAMY』と名付けたわけですからね。

「○○さ」と「○○ね」では歌い方が変わっていくように、より繊細な感情を歌いたいから女性目線にしています。

――JUNさんは、アルバム『SCREAMY』についてどんな想いを抱いてますか?
JUN:僕も樹威さんと同じように、「今、感じている想い」を次々と曲にしていったんですけど。それが、「今の嘘偽りない自分たち」を投影していく形へと繋がった。結果、根本的に変わることのない良さを改めて実感すれば、変化を覚える新たな発見や成長も感じることが出来た。まぁ、どんな理由であれ、気に入ってもらえたら僕ら自身は嬉しいことですから。
――十夜さんの、『SCREAMY』についての手応えも教えてください。
十夜:選曲している段階ですでに多種多様な曲があったから、そこからアルバム用に楽曲をセレクトしていく中、完成形が見えないぶん期待感を持てれば、どういう作品になるんだろうと僕自身ワクワクしながら制作をしていました。結果、『SCREAMY』というタイトルに相応しく一つ一つの楽曲へ心の叫びが投影されたように、一曲一曲の濃さや持ち味然り、アルバム全体を通したバリエーション然り、すごくいいアルバムが生まれたなと思っています。
――ちなみに、樹威さんが男目線と女目線で歌詞を書く際の違いも教えてください。
樹威:たとえば、「○○さ」と「○○ね」では歌い方が変わっていくように、より繊細な感情を歌いたいから女性目線…くらいの感覚ですね。

バースデー公演は、その日の主役の人がいろんな中身を考えるんですよ。

――6月30日には東京キネマ倶楽部を舞台に、樹威さんのバースデーライヴ「樹威 Birthday live~ロミオ&ジュイエット物語2017、梅雨。~」か開催になります。確か昨年も…。
樹威:ロミオ&ジュイエットとしてやりました。昨年はカバー曲を演奏したり、既存の曲の歌詞を僕が勝手に変え、ミュージカル風に歌いながら一人ずつメンバー紹介を行いました。今回はそのパート2ということで、またいろんなことを考えています。
JUN:バースデー公演は、その日の主役の人がいろんな中身を考えるんですよ。
――JUNさんは、昨年何をやったんですか?
JUN:去年は、メンバーのみんなにコスプレをしてもらいました。十夜さんが「幽☆遊☆白書」の浦飯幽助になり、樹威さんが「冬のソナタ」のヨンさまに。僕がレディースヤンキーで、サポートベースのTABOKUNが金八先生に。テロさんはピコ太郎になってもらいました。
十夜:僕は8月に行うことから、毎年浴衣を着てやっています。やはり夏の風物詩として、この日くらいはメンバーもファンたちも浴衣を着て楽しみたいなと思い、今年も浴衣は着ようと思っています。
JUN:もしかしたら水着かも知れないっすよ。全身にオイルを塗りまくって、照明さんに身体をテカテカ光らせてもらったり(笑)。それやったら凄いことになりますけど…家に帰って冷静になったときに一体どう思うのか(笑)。まぁ十夜の誕生日ライヴで浴衣を着れるのって、僕らも毎年の楽しみにしていることですからね。
――そして8月18日には、今年もTSUTAYA O-EASTを舞台に周年ワンマン公演を行います。今年は5周年という区切りの良い年ですが、同時にツアーのファイナル公演日ということもあって、メンバー自身はツアーの延長戦として向かってゆく意識でしょうか?
樹威:その日に関しては、お客さんたちが主役として盛り上がってくれたらいいなと思ってる。

これが当たり前であって欲しいと思う気持ちと、当たり前のことじゃないからこそ大切にしたいという想いを、何時も感じ続けながら活動しています。

――最後に、メッセージをお願いします。
十夜:アルバム『SCREAMY』に収録した曲たちは、ライヴの経験を通して、これからもっともっと形が変わり成長していくんじゃないかな!?。8月18日のTSUTAYA O-EASTでの5周年公演も、応援してくれる人たちがいるからこそ僕らも5年間続けてこれたように、本当に感謝していれば、その想いをこの日のライヴで返せたらなと思っています。なので、ぜひ会いに来てくれたら嬉しいです。
JUN:ツアー中、今も一本一本新鮮な気持ちを持って演奏し続けています。僕らの活動も5周年を迎えますが、これが当たり前であって欲しいと思う気持ちと、当たり前のことじゃないからこそ大切にしたいという想いを何時も感じながら活動をしています。僕らは、つねに伸び続ける存在でいたい。8月18日も、僕らは5年間やってきた今の自分たちのリアルを一生懸命に出していくのみ。それをぜひ感じてくれたらなと思います。
樹威:夏前にツアーが始まり、8月18日の周年ライヴを終えると、僕の中では夏が終わるみたいな感覚を毎年感じています。なので、今年もその流れを楽しみながら、このまま8月18日まで成長し続け、当日は良いライヴをみんなに提供していきたいなと思っています。

取材・文/長澤智典



2017.5.10 Release    
“SCREAMY” 限定盤TYPE-A(CD+DVD)
GOD CHILD RECORDS / GCR-140 /¥3,500 (税抜) / 13songsCD+1songDVD+Off Shot Movie / Special Limited Edition
[CD]
1. The Screamers/2. JUSTICE/3. 懺劇/4. Good morning Tokyo!/5. Mission/6. 遺書/7. レインフォール/8. DramaQueeN/9. 赤いマフラーを巻いた女の子/10. Marry me,cause I hate U/11. asymMETRY/12. Ash/13. Brilliant days
[DVD]
1. 懺劇/2. 懺劇(Music Video Making)
“SCREAMY” 限定盤TYPE-B(CD+DVD)
GOD CHILD RECORDS / GCR-141 /¥3,500 (税抜) / 13songsCD+1songDVD+Off Shot Movie / Special Limited Edition
[CD]
1. The Screamers/2. JUSTICE/3. 懺劇/4. Good morning Tokyo!/5. Mission/6. 遺書/7. レインフォール/8. DramaQueeN/9. 赤いマフラーを巻いた女の子/10. Marry me,cause I hate U/11. アカネとアイ/12. Ash/13. Brilliant days/[DVD]
1. Brilliant days/2. Brilliant days(Music Video Making)

GOTCHAROCKA 5th Anniversary Tour
~Hi-Stupid Dragger~


5.13(土) 西川口Live House Hearts
5.16(火) 札幌COLONY
5.17(水) 札幌COLONY
5.19(金) 仙台HOOK
5.21(日) HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2
5.26(金) 松山サロンキティ
5.28(日) 岡山IMAGE
6.4(日) 新潟CLUB RIVERST
6.9(金) 浜松FORCE
6.14(水) 神戸VARIT.
6.16(金) 福岡DRUM SON
6.30(金) 東京キネマ倶楽部 ★樹威Birthday live
7.28(金) 名古屋ell.FITS ALL
7.29(土) 江坂MUSE

TOUR FINAL
8.18(金) TSUTAYA O-EAST



2017年バースデー公演

5th Anniversary presents
樹威 Birthday live
~ロミオ&ジュイエット物語2017、梅雨。~
6.30(金) 東京キネマ倶楽部

5th Anniversary presents
十夜 Birthday live
8.11(金・祝) 新横浜NEW SIDE BEACH!!

5th Anniversary presents
JUN Birthday live
11.17(金) 神戸VARIT.


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GOTCHAROCKA official website


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