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2016.12.17 GOTCHAROCKA WINTER ONEMAN TOUR 2016 "Black pop parade"FINAL @ 赤坂BLITZ |
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2016.12.30 |
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11月よりスタートした全国ワンマンツアー「GOTCHAROCKA WINTER ONEMAN TOUR 2016 "Black pop
parade"」も、12月17日(土)の赤坂BLITZ公演を持ってファイナルを迎えた。その日の模様を、ここにお届けしよう。 |
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だから3人とも、照れた仕種も混ぜながら素直な心でほとばしる想いをぶつけていた。 |
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本当の自分が暑苦しい人ほど、じつはポーカーフェイスを装いたがる。沸き上がる感情を日常の中で吐き出してしまうと、引いてしまうくらいの熱い自分に陥ってしまう。それをわかっているからこそ、普段はなるべくクールに装いながら、言葉の端々に熱い気持ちを滲ませてゆく。
GOTCHAROCKAのメンバーは、そんな連中だ。もちろん、ライヴ上でも彼らは格好つけていたいんだと思う。でも、熱くなった感情を素直に解き放てるステージの上に立ったとたん、本来の暑苦しい気持ちがあふれだす。だからちょっと恰好悪い一面も含め、彼らは暑苦しい姿のまま、舞台上で騒いでしまうのだろう。しかもその姿を、愛らしい表情で受け止めてくれる人たちが大勢目の前にいるんだもの。だから3人とも、照れた仕種も混ぜながら素直な心でほとばしる想いをぶつけてゆく。
この日もそうだった。投げた想いをつねに熱した感情で投げ返してくれる仲間が目の前にいるからこそ、3人はどんどん気持ちを熱く高ぶらせ、沸き立つ感情を全力でぶつけていた。
ここからは、短いながらも1曲1曲のライヴの模様をお伝えしよう。
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そんなツンデレな反応が素敵じゃない。 |
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今宵のGOTCHAROCKAのライヴは、ハートフルな『Alarm』からスタート。樹威の甘い歌声に心がスーッと惹かれながら、身体は躍動する演奏へ心地好く反応を示していた。 とても温かさを感じる幕開けだ。
胸騒がせるラテンビートが鳴り響くと同時に、『恐想ロワイヤル』へ。激しく跳ねる演奏へ拳を突き上げ、想いを返してゆくファンたち。身体を、気持ちをムズムズと弾ませる演奏に刺激を受け、観客たちも笑顔で跳ね続けていた。間奏では熱した声を力強く発しながら、樹威が歌うときはしっかりと歌を受け止めてゆく、そんなツンデレな反応が素敵じゃない。その熱に刺激を受け、何時しか樹威も客席へ下りて観客たちを煽っていた。
フリーキーなリフビートに乗せ届けたのが、『Chase!!!』。楽曲を重ねるごとに熱と躍動を上げてゆく。序盤から限界寸前の関係を築こうと、舞台上も客席も強く求めあっていた。 |
その歌声に嬉しく溺れていたかった。 |
「1年ぶりの赤坂BLITZ、とても楽しみにしていました。何も考えんじゃねぇぞ、楽しむことだけを今日は考えろ!!」(樹威)
荒ぶる音の洪水が唸りを持って全身へ襲いかかってきた。『SHE LUVS “POPSTAR”』の作りあげたヘヴィなウネリに身体が嬉しく溺れてゆく。樹威の艶めいた歌声のなんてセクシーなことか。あの声で「彼女が好きすぎる」と歌われちゃ、ファンたちの心も熱狂と嬉しさで赤く染まっていたのでは??
猛々しいドラムビートとジャジーな要素をミックス。感覚を甘く妖しく狂わせるように、GOTCHAROCKAは『手錠をはずさないで』を披露。勢いを持った演奏の上で歌がとろけそうな刺激を与えてゆく。荒ぶる楽曲なのに歌はメロウだからこそ、その歌声に嬉しく溺れていたかった。腕を手錠で縛られたようなファンたちのポーズにも、つい目が惹かれていた。
妖艶で華激な勢いを持ったまま演奏は『赤い駅』へ。真っ赤な照明に囲まれながら、彼らが描き出す妖しくロマンティックな熱狂にただただ溺れていた。なんて心を乱し狂わせる歌と演奏だ。
「もっともっと一つになろうか!!」、樹威の煽りに続いて『JapanesQ』をブースト。「おいでおいで」のやり取りも印象的。大人の色気でせまるメンバーらの歌声や演奏へ心が妖しく魅了されながら。でも、一緒に声を上げ想いを一つに交わさずにはいれなかった。 |
その歌に触れている間中、自分の心も痛みに壊れそうだった。いや、涙を零したくなっていた。
演奏はミッドメロウな『A stardust』へ。JUNの掻き鳴らすアコギの音、まわるミラーボールの光へ乗せ、樹威は揺れる感情のまま、今にも壊れそうな切ない歌声を場内へ響かせていた。なんて泣かせる?!楽曲と演出だ。演奏が無性に哀愁を呼び起こすからこそ、過去の痛い心の経験を思い出しながら『A stardust』へ寄り添って痛(いた)かった。
「私にはやっぱり無理でした、忘れるなんて」。立て続けにGOTCHAROCKAは、切なさを抱いた『...ムリでした』を演奏。彼ら流の後悔を記した届かぬ求愛ソング。失くした人を思い出すように、好きで嫌いになれない自分の心を隠したくて、彼らは美しくキラキラとした旋律に乗せ、悲しい想いを歌いかけてきた。なんて胸をグッと切なくつかんでゆく歌だ。その歌に触れている間中、自分の心も痛みに壊れそうだった。いや、涙を零したくなっていた。
一転、JUNのラウドなギターの音が炸裂。『Marry me,cause I hate U』は重量感と美しくメロウな要素を1曲の中へ織りまぜドラマを描いた楽曲。感情の揺れに合わせ、重くなったりメロウになったり光を抱いたり次々と変化してゆく。その様は目まぐるしく気持ちが移り変わる心模様のようだ。
これから一緒にもっと危ない遊びをやっちまおうぜ!!!
「毎日新鮮な気持ちで過ごせたらなと思って毎回セットリストも変えてきました。最後までしっかりついてきてくれますか?!。こっからもっともっと狂っていきますよ、俺たち以上に狂っていけよ!!声小せぇんじゃねぇのか!!。これから一緒にもっと危ない遊びをやっちまおうぜ!!!」(樹威)
跳ねる演奏に導かれ『曖昧愛中毒』が流れだした。華やかでゴージャスでメロウ、何より気持ちがドキドキときめいて止められない。この危険な刺激がたまらなく心地好い。甘い刺激に触発され、興奮に溺れてゆく観客たち。
「本気出していくぞ!!」の煽りに続いて流れたのが、『V_V Girl』。身体を熱く揺らす演奏へ飛び乗り、誰もがその場で楽しく跳ねだした。メロウなブロックでは優しくその身を揺らしながら、サビの「V_V GIRL」では会場中の人たちが手の花を思いきり咲かせていた。サビ前の煽りで見せたヘドバンや咲き誇る風景。これぞみずからのテーマソングと受け止めながら、誰もがここぞとばかりに思いきり腕を振り、咲き続けていた。
猛り狂うギターが炸裂、会場中の人たちが『Onomatopoeia』の演奏へタオルを振りながら熱く寄り添いだした。樹威の煽りにへ照った感情のままに身体をぶつけてゆく観客たち。間奏では、JUNと十夜がお立ち台の上で寄り添い演奏。何時しか場内には熱が渦巻いていた。
会場中に響き渡った「GR」コール。その声を受ける形で、演奏はワイルドな『Hydrag』へ。もっともっと狂えとばかりに、熱したスリリングな演奏が気持ちをガンガンに掻き立ててゆく。サビでは、ハッピーな想いの導く演奏により笑顔になっていた。激しさとポップで感情的な表情を巧みに織りまぜながら、GOTCHAROCKAは観客たちの心を「楽しさ」で埋めつくしていた。
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なんて明日をくれる歌なんだ!! |
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「残ってる愛、俺たちに全部ぶつけてこい。全員で撃ち愛をしようぜ!!」。樹威の煽りを受け、スリリングでクールな『撃愛』が撃ち放たれた。凛々しく挑発してゆく歌と演奏。開放的なサビ歌では「狙い外さないで」「命中突き抜ける愛」と、樹威と掛け合うように歌う観客たち。これぞ、GOTCHAROCKAのライヴ特有の一緒に熱狂を撃ち愛ってゆく楽しさだ。大サビ前で繰り広げた「狙いはずさないで」「命中突き抜ける愛」の合唱。あの歌声を聞きながら満面の笑顔が心の中に咲き誇っていた。
「全員、拳!!。まだまだイケるよな。全員でかかってこい!!」、JUNの煽りに続いて流れたのが、GOTCHAROCKA流開放的なロックンロールナンバーの『The Lyrical Jet Sky』。舞台上も客席も、気持ちを明るく解き放つジェットストリームなロックナンバーへ飛び乗り、熱狂の大空を駆け上がり続けていた。止まない興奮と高揚。高まるテンションに身を預けていけば、それでいい。無邪気に跳ね続ける観客たちの表情の、なんて輝いていたことか…。
「昨日までの悲しみにとどめを刺して帰ろうぜ!!」
本編最後は、最新シングル表題曲の『Ash』だ。歌声や演奏が、その言葉が、胸を熱く掻きむしりながら観客たちの感情をどんどん恍惚の高みへと連れだした。とても気持ちを無垢にしてゆく楽曲だ。歌がウキウキと胸を震わせてゆく。嬉しく開放された心地好さに心が熱く熱く満たされていく。『Ash』、なんて明日をくれる歌なんだ!! |
まだまだ興奮の物語は続いてる。 |
アンコールは切なさを湛えた『レインフォール』から。哀切な歌が、心に切々と涙の雨を零してゆく。とはいえ、大勢の観客たちがその歌に優しく身を寄り添わせ、小さく手を揺らし続けていた。
心を解き放つように魂の籠もった演奏が力強く響き渡りだした。まだまだ興奮の物語は続いてると誘いをかけるように、『7th Xanadu』がふたたび気持ちに火照った熱を注入し始めた。
「2016年の集大成的なライヴに集まっていただいて、ありがとうございます。ライヴも一ヶ所一ヶ所楽しませてもらいながら、みんなに支えられて大成功したと思っています。来年GOTCHAROCKAは5周年ということで。5月初旬に3枚目のフルアルバムをリリースします。リリースに伴い来年は5周年ツアーもやります。ファイナルは、8月18日TSUTAYA O-EAST。気合い入れてこなしていくので」(樹威)
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ご指名タイムの登場だ。メンバーの名前を次々と「ご指名です」と歌いながらまわしてゆく。そのまま演奏は、フリーキーなロッンロールナンバー『Qtie』へ。 気持ちをはしゃがせる演奏に刺激され、場内に生まれたパーティな空間。ただただ、歌に合わせてはしゃげばいい。それが一番の正解であり、素直な反応だ。
ハッピーなムードをそのまま広げるように『Ring』へ。なんて晴れな気持ちへ連れてゆく歌だ。その演奏は、心地好く空を駆け上がる気分にさせてくれる。心に翼が生え気持ちが解き放たれてゆく、とてもハイな気分!!。サビでは、樹威の歌ヘ熱い歌声を返してゆく場面も。何時しか会場中には笑顔が咲き誇っていた。
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まだまだ興奮の物語は続いてる。 |
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アンコールは切なさを湛えた『レインフォール』から。哀切な歌が、心に切々と涙の雨を零してゆく。とはいえ、大勢の観客たちがその歌に優しく身を寄り添わせ、小さく手を揺らし続けていた。
心を解き放つように魂の籠もった演奏が力強く響き渡りだした。まだまだ興奮の物語は続いてると誘いをかけるように、『7th Xanadu』がふたたび気持ちに火照った熱を注入し始めた。
「2016年の集大成的なライヴに集まっていただいて、ありがとうございます。ライヴも一ヶ所一ヶ所楽しませてもらいながら、みんなに支えられて大成功したと思っています。来年GOTCHAROCKAは5周年ということで。5月初旬に3枚目のフルアルバムをリリースします。リリースに伴い来年は5周年ツアーもやります。ファイナルは、8月18日TSUTAYA O-EAST。気合い入れてこなしていくので」(樹威)
ご指名タイムの登場だ。メンバーの名前を次々と「ご指名です」と歌いながらまわしてゆく。そのまま演奏は、フリーキーなロッンロールナンバー『Qtie』へ。 気持ちをはしゃがせる演奏に刺激され、場内に生まれたパーティな空間。ただただ、歌に合わせてはしゃげばいい。それが一番の正解であり、素直な反応だ。
ハッピーなムードをそのまま広げるように『Ring』へ。なんて晴れな気持ちへ連れてゆく歌だ。その演奏は、心地好く空を駆け上がる気分にさせてくれる。心に翼が生え気持ちが解き放たれてゆく、とてもハイな気分!!。サビでは、樹威の歌ヘ熱い歌声を返してゆく場面も。何時しか会場中には笑顔が咲き誇っていた。 |
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このツアーで積み重ねた感謝の気持ちを込めて、この歌を贈ります。 |
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「みんながすごくパワーをくれたことでライヴの概念が変わったときもありました。これからもみんなへもっともっと恰好いいところを見せていきたいし、ちゃんと想いを伝えていきたいと思ってます。このツアーで積み重ねた感謝の気持ちを込めて、この歌を贈ります」
たくさんの想いを詰め込みながら優しく歌いあげた『C U』。その歌へ同じよう想いを返すように、たくさんのカラフルなサイリウムの光が場内中で揺れていた。ライヴは、その場にいる全員の想いを寄り添わせ作りあげるもの。その意味を、この瞬間にGOTCHAROCKAや彼らを支持するファンたちが教えてくれた。
荒々しくもスリリングな演奏が炸裂。樹威の絶叫を合図に『Starry eyes』が飛びだした。荒ぶる感情、駆け上がる熱狂、気持ちを刺激してゆく演奏へ飛び乗り、ただただ夢中で騒げばいい。樹威の歌に声を重ねてゆくJUN。メンバーらも飛びたかった、熱く沸き上がる感情をすべて歌や演奏にぶつけ飛び続けていたかった。もちろん、場内中の人たちが無我夢中で跳ね続けていたのは言うまでもない。
熱気をさらに増幅させるよう、最後に『Shortcake』が放たれた。ウキウキとしたトキメキが止むことなく沸き上がってゆく。興奮と笑顔に満ちたこの時間こそ、最高の幸せ。たくさんの笑顔とハッピーを、この日もGOTCHAROCKAのライヴで味わい尽くせた気分。最後に生まれた「ラララ」の大きな合唱が、何よりもその答えだ。
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はちゃめちゃな一体感こそ、忘れたくない最高の刺激じゃないか!! |
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止まないアンコールの声を受け、メンバーらは足を止め、ふたたび楽器を手にしていた。「ラスト暴れていこうぜ、ぶっ壊れていけー!!」、最後の最後にGOTCHAROCKAは『Gotcha6ka』を演奏。会場中の人たちが荒れ狂う演奏に合わせ、ありったけの感情をぶつけながらメンバーらと一緒に騒ぎ狂っていた。このはちゃめちゃな一体感こそ、忘れたくない最高の刺激じゃないか!!
GOTCHAROCKAは、来年結成5周年を迎える。それに合わせ、さまざまな展開を予定している。その一つ一つの動きから、つねに目を離さずにいて欲しい。
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Text:長澤智典 Photography:SEKA |
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2016.12.17 GOTCHAROCKA WINTER ONEMAN TOUR 2016 "Black pop parade"FINAL
@ 赤坂BLITZ
-SET LIST-
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01. Alarm
02. 恐想ロワイヤル
03. Chase!!!
~MC~
04. SHE LUVS “POPSTAR”
05. 手錠をはずさないで
06. 赤い駅
07. JapanesQ
~SE~
08. A stardust
09. ...ムリでした
10. Marry me, cause I hate U
~MC~
11. 曖昧愛中毒
12. V_V Girl
13. Onomatopoeia
14. Hydrag
~MC~
15. 撃愛
16. The Lyrical Jet Sky
17. Ash |
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<ENCORE>
18. レインフォール
19. 7th Xanadu
~MC~
20. Qtie
21. Ring
~MC~
22. C U
23. Starry eyes
24. Shortcake
<ENCORE 2>
25. Gotcha6ka |
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