ASAGIがステージに再登場し、“後半もトバしていくぞ!さあ、全員思いっきり声出して来い!”と景気付けの一声を。続く『Desert Warrior』のオリエンタルな曲調も、会場の空気感に変化をもたらすいいフックとなった。ステージ背後に炎が灯り、ダークで妖艶なムードの中で聴く『what
is Going On with The Human』は、複雑なコード感やギターの音色がよりムードあふれるサウンドとなって耳に届く。左右に広げた手をゆらゆらと動かすASAGIのアクションも、前半の流れにはない独特の雰囲気を醸し出す。この直後は『Revive~荒廃都市~』のカップリング曲『エトワール~白き異端者~』で重みのある空気感が場内を支配。続く『Black
Swan』では、「頭振れ!」とオーディエンスを煽るASAGIが、肩を出すなどしながら客席を惑わせていく。
疾走感溢れる『メテオ~夢寐の刻~』で場内がひと暴れしたあとのMCでは、「楽しんでるか!?今日はファイナル、最高のライヴにしましょう」と語りかけるASAGIの言葉にHIDE-ZOUが「ハイハイハイ!今日は何の日ですか?例のもの用意して!」とカットイン。今日が誕生日当日のASAGIのセレモニーへと移るが、「用意して!」と言いながら自らステージ袖に引っ込んだHIDE-ZOUに対し、「自分で取りに行ってるじゃん!」というASAGIのツッコミで場内には拍手と笑いが起こる。ここからは、ASAGIとHIDE-ZOUによるコントのようなやりとりが……。
ASAGI「(HIDE-ZOUが持ってきた白薔薇の花束を受け取って)どうもありがとう。今日は白薔薇ですね。『Revive』でも白薔薇使ってますからね。これは、HIDE-ZOUくん、プロポーズじゃないよね?でも俺はみんなのモノだから。でもね、101回のプロポーズだったらちょっと考えてもいいかな」
HIE-ZOU「僕は死にましぇん!」
ASAGI「それ、知らない人多いと思うよ(苦笑)。まあ、言っちゃった俺も俺だけど(笑)、それをやるHIDE-ZOUくんもHIDE-ZOUくんだよね」
HIDE-ZOU「俺、101回がんばります」
ASAGI「これ、何回目?“俺じゃダメですか?”がD(に加入する時)とソロのサポートやる時の2回。今日が3回目で、あと何回?」
HIDE-ZOU「あと98回?がんばります!」
ASAGI「だから俺はみんなのモノなんだって(笑)。さ、冗談はさておき……」
本気モードのプロポーズも“冗談”で済まされたのはなんともHIDE-ZOUらしく、場内は笑で満ちた温かい空間に。そしてASAGIは、会場に集まったファンに向け、感謝の言葉を投げかけた。
ASAGI「いつも夏のファイナルはこうしてお祝いしてもらってるんですが、ここにいるみんなと過ごせて本当に嬉しいです。1年はあっという間ですが、Dのヴォーカルとしてもリーダーとしても、GCRの代表としても、自分が作る音楽で少しでもみんなが幸せな気持ちになれるようにがんばっていきたいと思います。Dは15周年を迎えましたが、今日という日を迎えられたのもみんなのおかげです。みんなと出会えたからこそ、この世に生まれてきて良かったなと本当に思います。12月21日の豊洲PIT、Dが生まれて15周年のグランドファイナルをみんなでお祝いしましょう。では、次の曲……」
そうして演奏に戻ろうとしたところで、再びHIDE-ZOUがカットイン!
HIDE-ZOU「ちょっと待った!」
昨年に続くサプライズの準備があることを告白。
HIDE-ZOU「去年はサプライズで『月の杯』をやらせていただいたんですけど、今日はこの曲でジャスティスの誕生を祝福しましょう(←と、「無垢なる薔薇の祈り」のイントロを弾き始める)」
ASAGI「ちょっと待って。ジャスティスを祝福しましょうって言ってるけど、俺、今、ジャスティスだから。自分の誕生を自分で祝福するのはなんかちょっと……」
HIDE-ZOU「何やってんだ、俺!(←と、自分の頭を自分でこづく)」
ASAGI「俺、今、ジャスティスだからね。I’m Justice!」
HIDE-ZOU「You are Justice!」
ASAGI「Are you?」
HIDE-ZOU「You are Rafaga!」
ASAGI「俺、ラファーガじゃないから!(笑)Are You?」
HIDE-ZOU「I’m Rafaga!」
ASAGI「(笑)。でもやっぱり、自分で自分の誕生日を祝うのはちょっとアレなので。気持ち的に、歌を歌う俺としては、メンバーも集まってくれたみんなも含めて、ここにいる全員が……生まれてきたことを祝福するという気持ちで歌いたいと思います」
またまたコントのようなやりとりで場内を和ませながら、「無垢なる薔薇の祈り」へ。ファルセットを多用する美しいバラードは、ここにいるすべての者への感謝を込めるにはピッタリの楽曲だ。続く『In
the name of justice』『鬨の声』で展開された怒涛の疾走感は、ラストスパートを飾るにふさわしい盛り上がりを作り出す。が、まだまだライヴは終わらない。ラストナンバーに進む前に、ヴァンパイアストーリーの続編が描かれるニューシングル『Deadly
sin』が11月14日に発売されること、さらに冬ツアーの開催決定、冬に新曲を追加したヴァンパイアコンセプトのアルバム発売を告知。ファンの歓喜の声を受けたあと、この夏幾度となく演奏された『Revive~荒廃都市~』でツアーファイナルのワンマンライヴは幕を閉じた。
2018.08.29 D Tour 2018 「Revive ~荒廃都市~」TOUR FINAL @ マイナビBLITZ赤坂
-SET LIST-
-オープニングSE-
01. Next Generation
02. 氷の墓標
03. Mother Doll
04. DAY WALKER
05. Grand Master
06. 弾丸
07. Underground road
08. Sleeper
09. -ドラムソロ(太古の牙)-
10. Diamond shape
11. Quartet ~真夜中の四重奏~
12. Desert Warrior
13. what is Going On with The Human
14. Arabesque
15. エトワール ~白き異端者~
16. Black Swan
17. メテオ ~夢寐(むび)の刻~
18. 無垢なる薔薇の祈り
19. In the name of justice
20. 鬨の声
21. Revive ~荒廃都市~
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D Tour 2018 「Deadly sin」
11月3日 (土) 新横浜 NEW SIDE BEACH!!
11月17日 (土) 名古屋 Electric Lady Land
11月18日 (日) OSAKA MUSE
11月23日 (金・祝) 広島 SECOND CRUTCH
11月25日 (日) 福岡 DRUM Be-1
12月1日 (土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
12月7日 (金) 金沢 AZ
12月8日 (土) 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE
12月10日 (月) 仙台 CLUB JUNK BOX
12月13日 (木) 札幌 cube garden
[D結成15周年 メジャー10周年Year Grand Final]
12月21日 (金) 豊洲 PIT
※当日は指定席でのご来場の方に組曲「狂王」(未発表曲)プレゼント有り!!!