MTPM FREE Vol.7/和楽器バンド
2024.10.29


Vocal : 鈴華ゆう子
箏 : いぶくろ聖志
尺八 : 神永大輔
津軽三味線 : 蜷川べに
和太鼓 : 黒流
Guitar & Vocal : 町屋
Bass : 亜沙
Drums : 山葵

詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた新感覚ロックエンタテインメントバンド。
2014年4月にアルバム「ボカロ三昧」でデビュー。2015年に発売したセカンドアルバム「八奏絵巻」はオリコン週間ランキング初登場1位を獲得し、第57回「輝く! 日本レコード大賞 企画賞」を受賞。また国内外において精力的にライヴを行い、2016年にはデビュー1年9ヶ月にして初の日本武道館公演開催、海外においては北米単独ツアーを開催し、ワールドワイドに展開。
2018年には5thアルバム「オトノエ」が第60回「輝く! 日本レコード大賞 アルバム賞」を受賞。
2019年にはさいたまスーパーアリーナ2days公演を成功させ、よりワールドワイドな活動を本格的に始動させ、世界最大のレコード会社ユニバーサルミュージックとグローバルパートナーシップ契約を締結。
2020年2月には、大阪城ホールで行われたオーケストラとの共演ライヴである「Premium Symphonic Night Vol.2」で、グラミー受賞アーティストEVANESCENCEのAmy Leeと共演し、ワールドクラスのパフォーマンスを披露するなど、日本のみならず世界中から注目を集めるアーティストである。
2024年1月7日毎年恒例のベストヒット・エンタテイメントライヴ和楽器バンド大新年会2024 日本武道館 ~八重ノ翼~にて、デビュー10周年イヤーである2024年末をもって、バンド活動の休止を宣言。2024年11月~12月のツアーが活動休止前最後のライヴとなる。



【COMMENT】 Vocal : 鈴華ゆう子/箏 : いぶくろ聖志/津軽三味線 : 蜷川べに/Guitar & Vocal : 町屋

■デビュー10周年を迎えての気持ち
鈴華ゆう子 : 内容のとても濃い10年でした。私にとっては遅れてきた青春時代のようでした。初めての連続ばかりでしたが、仲間がいたからどれも楽しく乗り越えてこれました。感覚的にはあっという間ではありますが、振り返ると莫大な経験を積ませていただけている事に気づきます。ファンの方々も共に年を重ねており、子供だった方が成人したなんて声を聞いたりします。時を経て、バンドとしても個人としても成長できた喜びがあります。
いぶくろ聖志 : 渋谷Club asiaから始まって武道館、海外、世界遺産、アリーナと皆さまと様々な時間を共有することが出来て感慨深いです。一緒に歩んでくれた全ての方に感謝しかありません。
蜷川べに : この10年間は間違いなく私にとって音楽人生を変えてくれたと言っても過言ではない10年間でした。沢山の方々に8つクオリティの高い音をステージで届けて行く上で、レベルの高いアルバムを出していく為に支えて頂きましたし、この世界の事を沢山教えていただきました。メンバーに出会えて新たな価値観、音楽性、沢山のことを学び育ててもらいました。関わりあってくださった全ての方に感謝です。
町屋 : デビュー10周年ということもそうなのですが、今年は結成から丁度12年で干支一周ということもあり、メンバーそれぞれの生活の変化等といった人間性の部分に於いても成長や時間の経過を感じて感慨深いものがあります。兎にも角にもキリが良いので、ここまで培って来たものを誠心誠意お客さん一人ひとりにしっかり届けるつもりで取り組んでいます。

■活動休止前ラストツアー「和楽器バンド Japan Tour 2024 THANKS ~八奏ノ音~」にかける想い
鈴華ゆう子 : 間もなく活休が近づいているこのタイミング、改めてこのバンドが大好きで、その想いが日々溢れています。残りの時間も噛み締めながら和楽器バンドを取り巻く皆さんとの時間を存分に堪能したいと思っています。きっと泣いてしますけれど、全てはさらなる未来のため。この決断には勇気がいりました。一生忘れない時間になることと思います。最高の時を過ごしたいと思います。
いぶくろ聖志 : ここで一区切りとなる今回のツアー。ライヴでこそ真価を発揮するチームだと、改めて皆さまの心に刻み込まれるものにしていきますので、楽しみに待っていてください!
蜷川べに : いつもの全国ツアーと違って本数が少ない。やりながら体に入れていくという方法は使えない。1本目から完成された120点のエンターテイメントを届けたいと思います。
町屋 : 当たり前の事ではありますが、一本一本を大切に全力で弾き、歌い、パフォーマンスしたい所存です。

■最新アルバムの聴きどころや制作エピソード
鈴華ゆう子 : 単なるベストアルバムではありません。10年の時を経て改めてファン皆さんからのリクエストで人気だった曲を再レコーディングした6曲と、感謝を込めた新曲2曲を含む全18曲です。曲順はリリースした順に並んでおり、この1枚で和楽器バンドの歴史を感じていただけると思います。
いぶくろ聖志 : 全ての音が聞きやすくなっています。初期の作品は再レコーディングもして、ライヴで熟成されたアレンジのわずかな変化や今だから出来る録音とミックスで「今」の和楽器バンドの10年間を楽しんでもらえる作品になっています。
蜷川べに : ただの寄せ集めのベストアルバムではなく、1曲目から18曲目までリリース順にヒストリーがちゃんとあり、出来れば飛ばさずに1曲目から最後まで聞いて欲しい。初期の楽曲6曲から新曲2曲まで聞きどころ満載でこの1枚で和楽器バンドを分かっていただけると思うので、是非初めて聞く方にも手に取って頂きたいです。
町屋 : ベストアルバムなので寄せ集めのオムニバス的に捉えられがちですが、再録6曲、新曲2曲、リマスタリング10曲という大変手間暇を掛けた作品になっており、和楽器バンドの集大成とも言える作品だと自負しております。

■和楽器バンド、またはご自身のパートの見どころ、聴きどころ
鈴華ゆう子 : 10年の経験で、より良質な音で残すことができるようになりました。クリアにそれぞれの楽器が聞こえてくるので、聞くたびに追いかけるパートを変えて楽しむことができると思います。歌に関しては、身体が楽器ですので時を経て、味がでていると思います。再録の曲に関しては、キーなどは変わっていませんがライヴで何度も歌い続けきたことで慣れて余裕が出ています。当時は必死な部分があり、それがまた良かった点でもあるかもしれませんが、年を重ねてわずかな性質の変化もあります。過去の音と並べて聴き比べてどのように変化したか楽しんでいただくのも一つかもしれません。
いぶくろ聖志 : 箏に関しては、風景描写や背景の描写が得意な楽器だと思っていて、歌詞の世界をさりげなく彩っていたり、唐突な超絶技巧が入っていたり、魅力を余すところなく感じていただけます!
蜷川べに : 特に、再録(Re recording)に関して、この10年でそれぞれのレコーディング方法、Mixなどが試行錯誤されて変わっており埋もれがちだった和楽器の音もしっかり粒立ちして聞こえて、更にボーカルの音が前に出て素晴らしい仕上がりになっていると思います。
町屋 : 「細雪」という楽曲のアレンジを大きく変えたのですが、前回はフルオーケストラ入りのまさに豪華絢爛といった仕様に対して、今回はカルテットと現代的なデジタルやノイズを使用した詫び寂びをテーマに、より楽曲の良さを引き立たせるアレンジというのが苦労した分だけ表現出来たかと思います。

■今、一番伝えたいこと
鈴華ゆう子 : 和楽器バンドは、永久に不滅であるということ。この8人が出会った奇跡に終わりはありません。挑戦続けるために必要な活動休止期間であることをご理解いただき、我々のさらなる進化に期待してください。
いぶくろ聖志 : 和楽器バンドが10周年を迎えられたのも、ここまで支えてくれたファンの方がいたからです。いま、和楽器バンドを知った方もいるでしょうが、2024年いっぱいで無期限活動休止となるこのバンドを、生で見届けてもらえたらとても嬉しいです。
蜷川べに : 10月9日に和楽器バンドのアルバム、映像がリリースされましたが、私たちはデビュー当時からライヴパフォーマンスに自信をもっています。お子様からおじいちゃんおばあちゃん、ご家族でも、カップルでもおひとり様でも楽しめます。是非今まで見に来たことない方もラストチャンスなので足をお運び頂けたら嬉しいです。
町屋 : お腹が痛いですね。

■浅葱へメッセージを
鈴華ゆう子 : この度は素敵な機会をありがとうございます。大先輩よりお声がけいただき大変光栄です。日本で産まれた音楽を世界へも届けるべく、共にこの業界が色褪せないように刺激を与え合い、時には手を取り合い日本のエンタメを追求できたらと思っています。
いぶくろ聖志 : 三作品に参加させていただいていますが、浅葱さんは懐がめちゃめちゃ深くて、好き勝手に演奏した箏の演奏を受けとめてくれて感謝しかありません!毎作、浅葱さんの世界観に打ちのめされながら楽しんで参加させてもらってます!ありがとうございます!浅葱さんの「桃太郎伝記~我武者羅~」の千秋楽、2025年2月12日にZEPP SHINJUKUで開催されるライヴにも参加させてもらえるのが楽しみですっ!生で聞く和楽器の演奏を楽しみにしてもらえたらと思います。
蜷川べに : 浅葱さんには、狐華火から、桃太郎伝記まで、津軽三味線で参加させて頂きとても楽しくレコーディングさせてもらいました。狐華火はレコーディングしながら思わず踊り出してしまいそうなぐらい楽しい楽曲で三味線も映えますし、桃太郎伝記のリフは三味線で弾くの痺れました!素晴らしい楽曲ばかりで今後の浅葱様のご活躍が楽しみです!そして来年2月12日ZEPP SHINJUKUにてゲストで出演させて頂くことも決定致しました!今からワクワクが止まりません。是非皆さん遊びに来てください。
町屋 : お久しぶりです。自分、元Matinaです(笑)。

■ファンの皆さんへメッセージを
鈴華ゆう子 : 新曲を聴いてもらえれば、今ある不安はきっと和らぐと思います。和楽器バンドの8人が出会った以上、この歯車は回り出したら誰も止めることはできません。私たちは現状維持よりも、至難の道へ突入します。さらなる進化を目指し、時には寂しい思いをさせてしまうことをどうか許してください。和楽器バンドが残してきた音は、いつまでもこの世界に残り続けていきます。変わらず、愛していただくことが可能であればこれ以上嬉しいことはありません。
いぶくろ聖志 : 本当に和楽器バンドを支えてくれてありがとうございます!やっと、僕たちからの感謝の言葉であり音楽であるall time best albumを出すことが出来ました。2024年が一区切りとはなりますが、僕たちからの感謝はアルバムに詰め込みました!これからもどこかで、楽しい時間を共有できれば嬉しいと思っています!まずは、ライヴで会えるのを楽しみにしています!!
蜷川べに : とにかく、アルバムもライヴも私たちの集大成を詰め込みました。残り3ヶ月を切りましたがラストチャンスです。よろしくお願いいたします。
町屋 : 10年間続いたパーティーも一旦それぞれのスキルアップを中心にお休みしますが、初期しか知らない方や最近知ってくださった方、はじめましての方々も楽しめる音源、ライヴをモットーにものづくりをしているので、Phase.01のラスト是非体感していただきたいです。よろしくお願いします。


ベストアルバム 「ALLTIME BEST ALBUM THANKS ~八奏ノ音~」
映像作品「和楽器バンド 大新年会2024 日本武道館 ~八重ノ翼~」
2024.10.9 同時Release
和楽器バンド Japan Tour 2024 THANKS ~八奏ノ音~
2024年
11月22日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
SOLD OUT
11月23日(土) 東京・LINE CUBE SHIBUYA SOLD OUT
11月28日(木) 大阪・オリックス劇場 SOLD OUT
12月8日(日) 愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール SOLD OUT
12月10日(火) 東京・東京ガーデンシアター


>>和楽器バンド Official Website


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